今回は動き方について
お話をしたいと思います。
世の中は完全完璧ではないですが、
漫然とその考えが蔓延っています。
所謂、完璧主義ですね。
人は不完全であるが故に
完全たる存在や事象を目指します。
その中で、
自身や万物の不完全を認めて
常に考え続け、
一人一人一つ一つの答えを
求め続ける事に現世の意義はあります。
完璧を目指す事そのものは
決して悪ではありません。
誰しもスタートはそこにありますからね。
憧れや希望、願望という類の感情は
総て完璧を主眼に置いた感情です。
これが無ければ始まらないので、
完璧自体は悪ではないのです。
ところが、この「完璧」という幻想に
溺れ過ぎてしまうと、たちどころに人は
動く事が出来なくなります。
その中枢にあるのが
「思考停止」です。
考えるのを止めるという意味ですが、
これは自身から率先して
思考停止する人も居れば、
思考停止状態へ誘う人も多いです。
人は、思考を停止すると
周辺の存在の意思に流される様になります。
それはまるで
操り人形の様相だと形容しても
過言ではない状態です。
誰かが何かをいい様にしたい時、
決まってそのターゲットたる人を
思考停止へと誘います。
ビジネス然り、犯罪然り、
勧誘然り、社会通念然り、
縷々様々な場面でこれは使われます。
本来であるならば、
自身の意思を以って判断すべき点を
自分以外の存在の意思に委ねてしまう。
その流れに身を任せてしまう。
考えさせずに盲信させてしまえば、
言いなりに出来てしまいますからね。
スピ業界などはその最たるもので、
元来では一人一人の思考を
率先して潤滑させる為のものが
スピリチュアルであるにも関わらず、
善くなりたいという
人の「俗欲」に漬け込んで
逆に、思考停止へと誘い込み
物を売りつけたり、
過剰な金銭を支払わせたりする。
まともな意思であるならば、
現状以上に考えさせる様に
導く事はあっても、
思考を停止させる様な真似を
誘因する事は決してありません。
何故ならそれは、
悪霊や生霊や貧乏神の手口と
全く同じでもあるからです。
これらの存在は、
ターゲットの霊体に対して
直接干渉を施して、思考停止へと誘い
やがて死へと歩ませます。
それが如何に歪で悍ましい行為かを
知っている者であれば、
必ず阻止に務めるものなのです。
人が意思を自ら捨てる様にさえしなければ
騙されたり、徒に不幸へ堕ちる事など
決して起こり得ませんからね。
よく視て
よく聴いて
判断するんやで


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