今回は考え方について
お話をしたいと思います。
前向きな思考というのがあります。
ポジティブシンキング。
「前向きに元気に頑張っていこう」
あにきもちょいちょい言ってるし、
誰でも簡単に言えてしまうし、
大抵の人が「前向きに前向きに」と
お話をしてくれてると思うのですが、
この前向きというのは何ぞや
という話ですね。
前向き思考というのを
「楽観的な視野でとりあえず動こう
やってみよう」
みたいな解釈でいるならば
決して間違いではないので
それはそれで善いのですけども、
「考える」
という点を忘れてしまいがちです。
楽観的と言うのは、
考えないという意味ではないです。
寧ろ、考えるからこそ
楽観的に捉える事が出来るのですね。
「楽観的=楽」でもないし
「楽観的=あほ面」でもないです。
例えば、
夕飯を済ませて洗い物をしますね。
疲れている時とか、
「めんどくせ...朝に洗うか...」
と、なりそうな事もあると思います。
けれど、ここで考えます。
「でも、朝一で洗い物はウザい...」
「忙しさ倍増は嫌だな..」
ここで、それでも楽を取るならば
前向きではなく欲に負けた事になるので
完全なる後ろ向き、
ネガティブシンキングですね。
こうして考るから、
「やっぱし今洗おう」
「神速で済ませちゃおう」
となって、やっつける訳です。
これが
「楽観的な視野でとりあえず動こう
やってみよう」
の、実践ですので、
まさに前向き思考という事ですね。
この様に、ちゃんと考えるからこそ
前向きになれるのです。
そして、前向きというのは、
明るい場面が常という訳ではないです。
寧ろ、その逆の場合が多いです。
けども、
「明るく元気に前向きに!」
みたいな使い方をするし、
「前向き」という言葉の響きも相まって
使用場面が何だか明るい場面だと
勘違いを引き起こしがちなのですが
ほぼほぼ、真逆の暗い場面や
欲に負けそうな場面での使用が
圧倒的に多いです。
つまりですね、
前向き思考というのは
ちゃんと意識をして、しっかりと考える
という基本的な所作が出来てないと
なかなかどうして難しい思考なのです。
その証として、
貧乏神に前向き思考が居ないのも
こうやってちゃんと考えると
納得でしょ。
言葉ってのはね、
感覚的に捉えるだけでなく
その意味を分析して理解する様にしないと
その言葉の指し示す
全き力を引き出す事は
不可能ですからね。
しっかりと
考えなあかんで
っちゅーことやで



