今回は考え方について
お話をしたいと思います。
昨年の10月にもお話をしましたが、
スピリチュアルというのは、
「幻想への逃避」を勧めるものではなく
現実を現実として愉しむ為の
「きっかけの一つ」です。
普段から現実を意図して捉えずに
ファンタジーへ逃げていては、
本来のスピリチュアルを
身近なものとする事は叶いません。
私達は常にあらゆる面で
相互性や相互作用といった
「螺旋運動」の中に身を置いています。
これが現世という現実の一つです。
現世は決して自分を中心に
動いているのではなく
自分以外の存在に作用して動いています。
貴方は貴方以外の存在からの力、
つまり、万物から発生する力場の
影響を受けつつ
現世の中を螺旋状に動いているのです。
その螺旋の軸となっているのは
あくまでも「念想」であって、
「自分」ではないのです。
ここを自分に置き換えてしまう思考が
「自分本位」と、いうものなのです。
万物や念想を芯に置かずに否定して
自分を中心に据えてしまうのは、
その場の状況で善し悪しを決めてしまう
と、いう事ですから、
全く以て理に適っておりませんし
「自分が中心という幻想」
への逃避となります。
物凄くミクロな単位で
考えてみると分かります。
例えば、
家庭というコミューンの中で
自分中心などと云うのは
ただの我儘者です。
それが如何に社会的に問題なのかは
真っ当な思考回路であれば
自ずと理解が出来ますね。
スピリチュアルというのは、
こういった幻想に逃避する為や
もしくは、それを勧める為の
ビジョンやツールではないのです。
これらを是正して現実を視て
愉しめる様にする為の一概念が
本来のスピリチュアルです。
幻想への逃避も
貧乏神へ堕ちる
要因の一つやで


