今回は、感覚の伸ばし方について
お話をしたいと思います。
私たちには様々な感覚があります。
ざっくり言うと、
五感と六感ですね。
特に六感を伸ばす上で躓き易いのが
「感覚の信憑性の高さ」です。
果たして、自分のこの感覚は
どのくらいの精度なのだろうか
というのが、最初は分かり難いのです。
ましてや、自分では確かめられない。
確かめられたとしても、
間違っているかも知れないし
力が発現して間もない方や
まだ使い熟せていない方となると
これが原因で自分に自信が持てず
伸ばすに伸ばせなかったり
下手をすると伸びなくなったりします。
ここで重要となってくるのが
「柔軟性」です。
人はどうしても完璧を目指します。
六感を使う場合は
その特性上かなりの確率で
完璧な答えを求めてしまいます。
使う側も使ってもらう側もです。
ですが、
この完璧を求めるという点が
何よりも仇となります。
本来、五感でさえ完璧など無いのですよ?
なのに、どうして六感では
それでなくてはならないのですか?
目に視えぬ力だからとか、
不思議な力だからとか、
考えは様々だと思いますが
人の身体を通して使う感覚なのですから、
完璧というのは逆にナンセンスです。
それに完璧というのは
受け取る側の基準一つで変わります。
それほどに曖昧なものなのです。
ですから、
結果として合致する様な、
時間が経過してからだとしても
内容が合う様な考え方であれば良いのです。
伸ばしたいのであれば、
当たる当たらないに拘らないこと。
特に、一発でなんて考えない事。
その柔軟性を心に秘めながら
伸ばす為の努力をしていくのです。
でないと、
無理な答えを出す癖が付いてしまって
精度はかなり落ちますからね。
精度を上げたい!伸ばしたい!
というのであれば、
決して手軽な完璧に拘らないで
まずは、柔軟な思考を身につけましょう。