今回は考え方について
お話をしたいと思います。
万物ありとあらゆる存在は
表裏一体となっています。
存在だけでなく、構成要素や
空間、思考に至るまで
ありとあらゆる事象が
表裏一体であり二身一体です。
これを基本原理として捉えた上で
いざ今回の考え方となるのですが、
日頃の業の中で、
善し悪しが多々あります。
良い事、嫌な事ですね。
この時に、例えば良い事というのは
その逆の嫌な事を知っていたり
経験済みでないと良い事だと
理解する事は出来ません。
ここで言う経験というのは、
何も「自分が実体験する」
という意味ではなくて
周りの経験からの追体験とか
仮想的な体験も含めます。
そして、これは嫌な事も同様です。
で、このバランスが崩れた時に、
どちらかに傾く訳ですね。
天秤と同じです。
但し、良い方に傾けば良い事が起きる
という訳ではなくて、
「どちらも知っている事」と
「同時に意識させる事が出来るか」
この二点です。
良い事が起きている最中に、
嫌な事を意識させる
またはこの逆。
これを進行形で行えるか否か。
良い事でも調子に乗れば
嫌な事の素となるし、
嫌な事でもちゃんと原因を理解して
修正点を確認出来れば
早期で良い事に軌道修正が出来ます。
これは感情も然りです。
嬉しい中に悲しみを忍ばせておいたり
楽しい中に怒りを潜ませておく
逆も然り。
そうする事で流されるという
最悪を回避させる事が可能です。
何かの一方のみを見つめるのではなく
その対となる方向も意識させる。
モノという事は無く
必ず相互作用があり
表裏一体なのだから対を見つめる。
小さい幸せを探す時もそうで、
対を意識するんです。
それが出来る様になるのが
1つの目標であり、
追わなければならない方向性の一つ
なのですからね。
難しくなるの!
簡単に考えすぎたら
それはただの馬鹿。


