今回は考え方について
お話をしたいと思います。
日常の中で、
中途半端というのが
宜しくない事というのは、
ここを読んでいる方々ならば
誰しもが理解されている事だと
思いますが、
では、完全や完結が
自然界や万物に当て嵌まるのか
日常の中に自然と嵌るのかというと
それは些か違います。
現実の中を生きている我々にとって
通常の状態は「未完」です。
それをそのまま受け取ってしまうと
何もかもが中途半端で善いものと
捉えてしまいそうですが、
それは絶対的に間違っていて、
未完の事実は許容しつつも、
先へ進む為には
意図的な完結や完全を作る必要がある。
何故かと言うと、
「目的や目標」を策定した方が
万物は動き易くなるからです。
現実を生きるという事は
そこにはどんな形であれ
時間という概念が影響します。
つまり、
「事象を進めるのは有限」
という事です。
決して無限ではない。
それを如何に効率的且つ合理的に
推し進める事が出来るか
その渦中に於いて必須となるのが
「完全」と「完結」
という意図的な所作です。
これがそのまま
「目標」及び「目的」となります。
ですから、
歩みを先に進ませる事が出来る。
意欲が湧くという事ですね。
けれども、
これは未完の最中の一所作に過ぎなくて
段落を変えたり、呼吸を吐くための
差し詰め、
「句点」としての役割の一つに過ぎません。
完璧主義という動き方がありますが、
これは、先に述べました
完全や完結といった
散りばめられた一事象のみに
視点を定めて固定する様な
視野狭窄を是とする考え方となり得るので
自分本位や自分優位といった
手前味噌な動きには良いですが
視野が広がった瞬間から
未完の広大さに溺れて挫折を味わいます。
例えば、
宇宙宇宙と言いながら
地球やそこらの星だけを
眺めているのと同じです。
その先には太陽系があり、
他の恒星系があり、
それらが無数に集まった銀河系があり
銀河系が集まった銀河団や銀河群がある。
私達の生活も同じです。
長大な人生という時間の中で
膨大とも言える「未完」の渦中を
我々は過ごしているのですから、
その未完を如何に許容しつつ
どれだけ繊細且つ大胆に
「完全」や「完結」といった
「句点」を駆使出来るか。
という事が重要となる訳です。
考え過ぎない
思考回路
柔軟性が
大切なんやで