2023年10月28日土曜日

自己憑依の解除方法(知識UPシリーズ)

皆さんこんにちは、あにきです^^

前回は自己憑依のメカニズムを
お話をしましたので、
今回は解除の方法についてです。





前回にお話をしました通り、
自己憑依には除霊等を使えないので
解除するには、独特の方法を用います。

解除者の必須となるのは、
霊視と経験値です。

霊視はそのまま霊視です。
罹患者の念の出処(根源)を
探るのに使います。

経験値とは、解除者の人生における
経験そのものを指します。
これがかなり重要となってきます。

罹患者に於いては、
過去の話が可能かどうか?
自身の過ちを受け止められるかどうか?
が、最低限のポイントになります。





最初に罹患者からの状態を聞き取りしながら
霊視を同時に行います。
通常のカウンセリングとやり方は似ています。

ここで注意すべきなのは、
罹患者に寄り添いながらも
同情を極力排除して聴く事です。

その時、
罹患者・原因・関係者などを
話の中で分離させながら混同点の瓦解を
目指していきますが、
原因についての言及は解除初期の段階では
行いません。

ここで、言及してしまうと
話が転換してしまい、ループが始まります。

霊視は主に原因の裏打ちに使います。
その中で、
罹患者本人に対する霊視は勿論のこと、
関係者や原因が人・動物の場合は、
そこへも霊視を効かせます。





罹患者との話の中で意味を成してくるのが
解除者の経験値です。
罹患者と似た様な自身の経験や
これまで出会ってきた人の体験、
または触れ合ってきた数が物を言います。

つまり、
霊は視えてる霊能者でも
人の心が分からなかったり、
人付き合いが少なくて辛さが理解出来ない、
社会経験が浅かったり薄かったりする場合は、

罹患者への問い掛けそのものが
不可能になってきますので、
逃げ道が生じてしまい、
”納得させる”という解除点に
到達出来ないのです。

自己憑依状態では、
自身の意見や意思の肯定と否定を
頻繁に繰り返します。
これが幽体への被覆の最たる特徴で、
霊体による自我との交錯が
とても頻繁となるのです。

なので、”納得”という点に
自然と到達させる必要が生じます。
ですから、同情よりも断言が
解除者には必須となるので、
それには経験が絶対条件となる訳です。





考えてみれば簡単な事でして、
経験が浅いと、不安が生じますよね。
すると、断言など出来ませんから、
当然に曖昧な言葉となります。

その時には解除者には保身が生じるので
同情的な言い回しとなる訳です。
そうなってしまうと、
罹患者によるループが始まるので、
納得には程遠くなり解除が出来なくなる。

という流れを回避しないといけませんから、
断言をする為にも、霊視と経験値が
重要な要素になるのですね。





解除そのものには、
罹患者の自浄作用を利用します。
憑依と違い、
霊体への干渉が生じていませんので、
きっかけを作り、背中を押してあげれば
自浄作用は機能を増幅できます。

但し、
事後の定期的なケアは必須です。
憑依と違い自身の負の側面がトリガーに
なっている事が殆どですから、

原因を排除出来たとしても、
負の側面を受入れられる様に
心の許容の確保に努めてあげないと
根本の解決にはなりませんので、
再発再燃する事が多いです。

ですから、急がば回れの精神で
期間を有してケアを促す事が大切です。

この様に、自己憑依は自身の念が
被覆してしまっている関係で、
どうしても時間が掛かる霊障にはなりますが、
ご本人さんの素直さが残ってさえいれば、
解除と再発防止は高確率で可能です。