今回は危機感について
お話をしたいと思います。
日頃を生きている中で、
危機感を得て動くのか、
ただ何となく動くのかで
日常というのは大きく変わります。
特に何か問題が起きた時、
自分がどういう動き方をするのか?
何をすればいいのか?
その時の最善の選択肢を
判断をしなければならない状況へと
陥った際に行動を左右します。
普段から他力本願で動いていれば
当然に自己判断など
出来る訳もないですし
ほんの少し孤立しただけで
パニックに陥ります。
こうなるのを避ける為の考え方は
割と簡単でして、
普段の何気ない行動の際に
どういう考え方をしているのか
その考えを少し改めるだけで
自身の中身が変わっていきます。
よく見かける駄目なパターンの
考え方は、
「~だろう」という考え方です。
「やれるだろう」
「やってくれるだろう」
「してくれるだろう」
「させてくれるだろう」
これですね。
自動車教習所で一度は耳にする言葉です。
「入れてくれるだろう」
「譲ってくれるだろう」
そういう予測は立てたらいけませんよと、
習っている筈です。
これは他力本願になる怖さを
象徴する代表的な考え方です。
車という一歩間違えば
死に直結する道具を使う際に
無自覚さを無くさせる事を念頭に置いて
教えてくれる考え方ですが、
運転時はそんな風には考えていないと
自覚してる人が多いと思いますが、
それ以外の普段の生活内ですと
どうですか?
結構やってしまっていませんか?
ここの中枢にある意識が危機感です。
危機感が無いもしくは
薄いからやってしまう。
人と話すだけとかなら
死に直結はしませんからね。
けれど、人間関係などは須らく悪化します。
それで悩むというスパイラル。
では、どうすれば良いのかと言うと、
「~かもしれない」という考えに
切り替えてみましょう。
「~だろう」は、
相手が何かをしてくれる前提なのに対し、
「~かもしれない」は、
相手が何かをしてくれない前提です。
もしくは、逆パターンをしてくる前提ですね。
先述の様に車で例えると、
「止まってくれない かもしれない」
「入れてくれない かもしれない」
「譲ってくれない かもしれない」
この思考ですと、貴方側としては
当然に警戒しますよね?
これが危機感です。
では、普段の生活でしたらどうでしょう?
「ご飯仕度をしてくれない かもしれない」
「仕事の手伝いをしてくれない かもしれない」
「話を聞いてない かもしれない」
こう考えれば危機感を覚える訳ですから、
貴方は当然に何かしらの行動を始める筈です。
事前に聞くとか、言伝を残しておくとか、
放りっぱなしにはしませんよね?
また、自分にこれを当て嵌めると、
全てとは言い切れませんが
自分本位な行動を抑える事も出来ます。
「これを話したら傷付く かもしれない」
「勝手にやったら怒る かもしれない」
などですね。
事象の全体像が視えていたり、
常に危機感を持ち得ていれば
こんな考え方をする必要はないのですが、
実際に視えていなかったり
危機感を覚えていないから、
陳腐なトラブルを乱発して
妙な悩みを抱える訳です。
ここで書いた方法が全てではないです。
やり過ぎたり考えすぎたりすれば
逆効果に転じますからね。
ですが、目に視えて他力本願だったり
自分本位だったりして
危機感がとても薄く感じられるので
基本的な考え方としての
「かも知れない精神」を
文字に起こしてみました。