皆さんこんばんは^^あにきです(´ε` )
子供の頃は南部せんべいと言えばゴマ一択だったのに、
おじさんとなった今は、南京豆の方が好きになってて…
何でだってばね?^^;
という訳で今回は、僕が子供の頃の話。
小学三年生の今時分…
昼寝をしていた時にそれは起こりました。
何か結構な重さを身体の上に感じた僕は、
ふと目を開けようとました。
すると、そこは真っ白けな空間でとても眩しい。
自分の意識はとてもしっかりしているんだけど、
眩しすぎて目を開けるに開けられない。
相変わらず重たいから、
弟がお腹の上で何かしているんだと思った僕は、
『やめろよ、重てぇな...』って言ったんだけど、
「お兄ちゃんwお兄ちゃんww」
というだけで、お腹の上で跳ねているのを止める様子がない。
この野郎(-_-メ)ムカッ..
頭にきたので、跳ねる瞬間に飛び起きてやれと思って、
タイミングを見計らって全身に力を入れたんですが、
身体が全く動かない!!
ここでようやく異変に気付いた僕は、
今寝ている親の部屋がこんなに真っ白な筈がない!
という事と、
ぼんやりとしていた視界が晴れ始めて、
お腹の上にいるそれの姿が見える様になり、
そいつが弟ではないことに気が付きました。
白い服を着ていて、1,2年生くらいの男子。
髪はおかっぱまではいかないけど、ちょっと長め。
その段階で明らかに弟とは違う髪型だし、
ってか、見たこと無い顔だし!
とりあえず、声は出そうだったから、
『重たいよ、どいて!』
『おまえ誰だよ?!』
と、言ってみたけど、返ってきた言葉は、
「お兄ちゃんwお兄ちゃんww」
そして、とっても楽しそう。
楽しんでるのは何よりだけども、こちとら重たいし、
意味が分かんないしで、いい加減ムカついてきたから
大声で『どけーーー!!』と、叫んだら
身体も起き上がって目が醒めました。
見渡せばそこは普通に汚い親の部屋。
横ではお袋が洗濯物を畳んでいたんで、
興奮も醒めやらないまま、今起きていた一部始終を
そのまま説明しましたが、
お袋からは「夢見たんだよ」と呆れ顔で言われ、
全くもって納得が出来ないままその日は終わりました。
ただ、この時に恐怖はまるで感じなかったので、
そこだけが逆に違和感として残ってたんですね。
そして、月日が経って4年生の夏。
あの頃は夏になるとテレビで心霊特集をやっていて、
そこで座敷わらしの特集を目にしました。
見た目も違うし、服も違うし、そんな昔の人じゃなかったけど、
あの時の事を一気に思い出して、ひょっとしたら
座敷わらしだったんじゃないかと、思ったんですが、
その反面、何とも言えない違和感もあって、
モヤモヤとしていたんですね。
違和感の正体は、あの子が言ってた「お兄ちゃん」という台詞。
というか、その言い方がね、何ていうか兄弟的だったんですよ。
ほら、知らない年上の人にもお兄ちゃんとかって言うでしょ?
そうじゃなくて、弟に言われているのと同じ感覚だったんです。
それが不思議でならなかったから、
座敷わらしだと思い切る事が出来なかったのね。
けど、ある時にふとその正体を知ることになります。
翌年5年生の夏頃に母親からある事を告げられました。
もう1人弟か妹が生まれるよ。と。
そうなんです。僕は3人兄弟でして、
お袋が末弟を懐妊したことを告げられた瞬間でした。
ただでさえ嫌なことが連続している大変な生活だったから、
これ以上の厄介事は勘弁だったので、その時は猛反対したんですが、
もう時既に遅しの状態なのを説明されました。
しばらくプンスカしていましたけど、産まれてくる奴に罪はないのも
子供ながらに理解はしていたんで、弟と二人で受け入れました。
で、その事を説明されている時に、
もう一つある事実を教えられたんです。
何かというと、実は僕と弟の間にはもう1人兄弟が居たということ。
妊娠が分かった時に薬を飲んでいたから
中絶したという話を聞きました。
その話を聞いた時に、
あの時の子が誰なのか?
どうして「お兄ちゃんw」と言っていたのか?
恐怖心を全く覚えなかったのか?
僕の中で全ての点が線になった瞬間でした...
スッ...と納得して、違和感が全部消えましたからね。
名前も付けられていないから、
何て呼べば良いのかすら分からないけど、
自分の中で納得が出来たんで、
とりあえず仏壇に手を合わせてあげました。
実際の経験なんで、オチもクソもない話ですが、
書きたくなったんで書いてみました。
ちなみにですが、そんな名無しの弟との触れ合いがあった事と、
親が名付けを面倒臭がっていたので、
末弟の名前は僕が決めました(;´Д`)



