2025年6月14日土曜日

手にした香りは欺きの防(実戦シリーズ)

皆さんこんにちは、あにきです^^

今回は考え方について
お話をしたいと思います。




五感という感覚は非常に優秀な
高性能センサーであると
以前から口にしていますが、

ほんの少しの認識の違いで
簡単に忘却してしまう事があります。

その忘却点を如何に薄く済ませるか。

また、偏り過ぎてしまう感覚の中で
ついぞ忘れてしまいがちな認識を
如何に濃くさせるか。

ここが視野を拡げる上での
重要なポイントとなり、

尚且つ、見た目で欺かれない為の鍵と
なってきます。

例えばですが、

とても美しい森と清流の動画を観た際、
視覚と聴覚に注力をする結果として

綺麗や素敵といった面の感覚は
手に取る様に分かる反面、

「水」や「森」の匂いを忘却します。

そこには確かに匂いが存在する筈ですが
映像からは一切感知出来ませんし
そういうものだと認識もしていますから、

嗅覚というのを「忘却」する。

水や森の匂いを知らなかったら別ですが、
既知のものだったとしても

想像の中で疑似認識が可能にも関わらず
それすらも忘却して美しさに見惚れる。




ここで起きている事は、
美しさを届けたいという撮影者の意図に

「流されている」とも受け取れますし、

自身から率先して美しさのみを
「受け取り」に向かっているとも言えます。

ここでは意図の善し悪しの問題ではなく、
疑似認識の無さが問題となってきます。

見た目に誤魔化されてしまう時というのは、
こういった感覚の隙間を突かれます。
これが本来のスピリチュアルで云うところの

「霊的な視野狭窄」です。

前述の場合ですと、
感覚を失っている状態。

逆に、
大幅な増幅を促すパターンもあります。
最も分かり易いのが
料理の映像やサンプルです。

先程とは相反して匂いや音や味覚に至るまで
視覚からの情報で疑似認識が出来ますよね。

その結果、お店であれば実際に食べたり、
通販などであればお取り寄せをしたりする。

端からそのつもりであれば
問題が無い事ですが、
徒にその感覚を刺激されて
欺かれてしまったりするのだけは
避けたいものですよね。




そうならない様にする為に、
常に疑似認識の存在に意識を向けたり、
その強弱や有無に注力を注ぐ。

この努力をする事も
「五感のフル活用」と呼べます。

ただ茫然と眺めていたり
聴いていたりするだけでなく、
そこから派生する部分に焦点を合わせる。

よく映画やゲームなどで
クリーチャーや汚れ塗れのイケメンが
出てきたとして、
恐いやカッコよと思うと同時に

「臭そうだ」と、疑似認識が出来るか。

一見すると天邪鬼な感じに思えますし
それだと何も愉しめないと考えがちですが、

視点が複数に増えて
認識する視野が大幅に拡大されますから、
愉しめないどころか
制作側の意図的なフェイクや

見せ場や伝えたい意思や意図なども
自ずと視えてくるので愉しみは激増します。

実生活に於いても、
見た目で欺かれない感覚が身に付きますから
おいそれと騙されたりする事は減りますよ。

何せ、相手が隠しておきたい部分が
透けて視えてしまうのですからね。

本来のスピは
こうやって
実戦で使って
善くする事が
本分なんやで