2024年11月22日金曜日

言葉の意味を理解する(実践シリーズ)

皆さんこんにちは、あにきです^^

今回は考え方について
お話をしたいと思います。





あまり堅く考え過ぎずに
少しは緩く考えましょう。

よく聴く台詞です。

ですが、
これを鵜呑みにしていいのは、
堅く考えている人だけです。

元々緩い考えの人が、
それ以上に緩く考えても
酷い結果しか生まれません。

人は元々楽をしたがる生き物です。
その最中で、こんな台詞を聞いたら

「もっと楽をして良いんだ」

と、
ひと際怠惰となってしまいます。

元々緩く考える人は、
堅く考える事を覚えないといけません。

堅すぎても駄目、
緩すぎても駄目、

その中間を目指す事が大切です。





では、実際に緩く考えるとは
一体どういうものを指すのでしょうか。

「アバウトに捉える」
「大体で考える」
「ボケっとする」

どれも微妙に不正解です。
正解は、
「考え過ぎない」ですね。

堅く考えてしまう人というのは、
基本的に悩み過ぎのケースが
殆どとなります。

悩まなくても良い場面で悩んで
勝手に圧し潰されてるか、
身動きを取れなくしてしまう。

「まだ何も起きていないのに悩む」
というパターンです。

このケースの人を表現する際に

「石橋を叩いて渡る性格」と、

形容する事が多いと思いますが、
根本的な解釈を間違えている場合が
よく見かけられます。





この諺は、
「慎重に慎重を重ねる」
という意味となります。

つまり、慎重を喫すですから
心情としては
「考える」という解釈です。

では、先述した
「まだ何も起きていないのに悩む」
というのはどうでしょうか。

記述してある通り、「悩む」です。

「考える」と「悩む」は、
全く別の状態です。

様々な解釈があると思いますが、
完結に言うならば、

考えるは、「前向きな姿勢」
悩むは、「後向きな姿勢」

であると、表現出来ます。

ある物事を解決に向けて思考する
これが「考える」。

逆に、
どうしたら良いのかワケワカメな思考
これが「悩む」。





堅く考えてしまう人というのは、
この二つの言葉の意味を
同一視しているケースが多いです。

実際には、だいぶ違う意味であるのに
そこが微妙に理解出来ていない状態。

ですから、
この手の相談を受けた際には、
言葉の意味を教える点からスタートします。

その上で、序段で示した
「緩く考える」という文言へ導かないと
しっかりとした解釈が響かないのですね。

では逆に、元々緩い人は
どういう傾向なのかと言うと、

「必要以上に悩まない」
「必要以上に考えない」

となりますので、
「もっと考えろ」「もっと悩め」
と、いったアドバイスとなる訳です。

心のバロメーターがどちらかに
振れ過ぎると問題が起きやすくなります。

そのバロメーターをなるべく中間点に
位置付けさせる事が重要です。

そこでは、
言葉の意味を知る、理解する。
というのが、
解決へ向けてかなり大きな
割合を占めるという事を
忘れてはいけません。

理解力や
認識力には
基礎学力と
日々の触れ合いが
不可欠なんやで