今回は動き方について
お話をしたいと思います。
この時期になると
一年を振り返ろうと考えるものです。
「出来た事」
「出来なかった事」
人それぞれ色々あると思いますが、
この時にどうしてもネガティブに
考えてしまいがちな人も
少なくないと思います。
「どうして上手く出来なかった...」
「何でこんな風になった...」
みたいな感じですね。
1つ言える事があるのですが、
過去をネガティブに捉えて
思い返したりする事は
少し簡単過ぎるので
省みるという点で言うと
あまり意味がありません。
思い出を振り返る時に、
それが一年だろうと十年だろうと
善い思い出よりも、
「嫌な出来事の方が」ポンポンと
浮かんできますよね。
そこから反じて省みるのも
有りとは言えるのですが、
出来なかった事象を
出来る様に考える様にすると、
数が膨大になって
結果としてその先の
行動を阻害する事が多いです。
「考えて疲れて嫌になる現象」
と、いうやつですね。
何故にこれが起きるのかというと、
考える際に
あるモノが足りていないからです。
何が足りていないのか。
それは、「愉しみ」です。
失敗という嫌な事から
転じて成功を考えるのは
非常に簡単ですが、
そこには愉しみが欠けているので
「心の底から頑張ろう」
と、いうよりかは、
「気を付けて頑張ろう」ですし、
失敗の数が膨大になってきますから
その渦中で「頑張ろう」が
「努力しよう」となっていき、
「何でこんなに出来ない...」
と、いう負の思考へと変わっていき
果ては、
「どうせ私なんて...」と、
負の方向へ堕ちていく。
これが
「考えて疲れて嫌になる現象」です。
せっかくの振り返りも
こうなってしまっては本末転倒です。
そうならない様にする為に、
振り返るのは少し大変ですが
一年間の中での愉しめた事や
愉しみを思い起こす様にします。
先述しましたが、
善い事というのは基本思い返すのが
難しいものです。
ですが、それは善い事のサイズを
大きく捉えてしまっているから
なのですね。
そもそも、善い事というのは
小さいものです。
以前より「小さい幸せ」という形で
教えている通り、
そのサイズは非常に小さい。
なので、忘れ易くなっていますが、
本来その数は嫌な事よりも
遥かに多く
積み上がっている筈なのです。
ですから、あまり大きく考えずに
小さい幸せを思い返しつつ、
その中で「愉しかった事」に
焦点を当てて省みるのですね。
嫌な事から転じさせた
無理の生じる頑張りよりも、
愉しかった事から発展させた
より愉しめそうな事を考えた方が
次年度の目標とするには
モチベーションも格段にアップします。
愉しみなのですから当然ですし、
必然的に前向き思考となるので、
達成に向けた注意点なども
実は、
より強固に思考する事が出来ます。
目標や目的を考える時でも
しかめっ面で思考するよりも、
笑顔で思考出来る方が
意気込みに勢いが生じるので
成功へと繋がる確率は上がります。
実際のところ、昨年末に
頭を固くして考えた目標なんて
一年経ったら覚えちゃいないでしょ。
そんなもんなのですよ。
真面目なのはとても良いけれど、
四六時中真面目に考えてもその程度です。
で、あるならば、
善くなりたいから設定する目標は
「愉しみ」という遊び心が効いている
やる気に満ちたものにしたいと
考えるのが建設的ではないのかと
あにきは常々提案しています。
日頃からそうでしょ。
つまんねぇ事から愉しみなんて
産まれやしないんじゃないですか。
明るい思考から
産まれるんや
だから
愉しみは
大切なんやで




