皆さんこんにちは、あにきです^^
今回は少々難しい内容となりますが
先生方なら大丈夫ですから
頑張って付いてきて下さいね☆
欲・欲求についてです。
ー言葉の独り歩きー
色んなところで聞く言葉ですが、
「幸せになりたければ欲を捨てなさい」
この台詞、あにきは大嫌いです。
だってさ、元々備わっているんだよ、
捨てようにも捨てられないよ。
人を辞めろってこと?
生物を辞めろってこと?
どうしてこの台詞を
あにきが大嫌いなのかというと、
途中がすっ飛ばされて
完全に違った意味となっているからです。
正しくは、
「幸せを掴みたければ、目的を持ちなさい。
そして、もし欲を目的とするならば
その欲は捨てなさい。」
これです。
ー主たる目的を理解せよー
何事に於いても、何をするにしても
目的をしっかりと持つ事が大切。
目的を持たないと、順序が作れない。
順序が作れなければ、
歩むべき道(やる事)も作れない。
結果としてダラダラでなぁなぁとなり
いつの間にか手段そのものが目的となる。
例えば、お金が欲しいとする。
どうしてお金が欲しいのか?
そこを考えると、それが目的となる。
お金はあくまでも手段ですね。
そして、その目的とは
誰に向かっているものなのか?
自分なのか?他人なのか?
別にどちらでも良いんだけど、
そこもハッキリとさせる。
すると、
今現在での自分が出来る事ってのが
わりと鮮明に見えてくる。
これが先述した「歩むべき道」。
やれる事なんて限られていて、
みんなが同じ事を出来る訳ではないし
やりたい事だって千差万別です。
スキルだって十人十色ですからね。
この歩むべき道が、さも一つしかないと
誤認するからおかしな方へ向かってしまう。
永年でやり続ける事が歩むべき道ではない
「今現在の自分がやれること」が歩むべき道。
要は、仕事や生業なんてものは、
コロコロ変わって当たり前って話。
やる前に悩むだけ野暮って話なんですね。
悩むならやり始めた後ね。
ー忘却した主たる目的ー
生きる上でこれを繰り返している内に
いつの間にか手段たるお金が目的となってしまう。
お金が生活の基盤で指標でもあるから
ある程度は仕方ないのだけれども、
その数字だけを目的にするのは愚かだよね?
ってのが、先述の
「...もし欲を目的とするならば
その欲は捨てなさい。」
って、件(くだり)。
何故に愚かなのかというと、
主たる目的を見失っているからですよ。
他人の為に!とか
自分の為に!
自分の老後の為に!とか
家族の為に!とか
様々な主たる目的が有った筈なのに、
それが見えなくなってしまい、
ただの数字を目的としてしまう。
ー忘らるる目的のツケー
例えば、先月比とか前年比みたいな
指針や指標として数字を据えて、
それを超える様に頑張る!みたいなのは
有りですよ。
だって目標としては分かりやすいもの。
けど、これはあくまでも
指標の類なのだから
ハッキリとした主たる目的を
忘れてはダメよね。
いつでもどこでも主たる目的を
胸に抱き続ける。
これを蔑ろにしてしまうと、
自身の中での人への思い遣りなどが
どんどんと薄くなっていってしまう。
人への思い遣りってのは、
とても疲れるし気を遣うし、
心を傷付けやすくなるから、
なるべくそうならない様に
楽をしようとする。
私は人を信じない!と宣言するのが
その典型例の人とも言えますね。
ー生まれる前の自分への裏切りー
最初こそは大したものではないけれど、
それがいつの間にか目に見える様になり
似た思考の、努力をしない思考の人が
自分の周りに集まったり、
自分が引き寄せられたりするようになる。
気が付けば人として大切な何かを見失い
大切な人を失っていく。
それだと、何の為に産まれてきたのか?
産まれてきた目的や、
個人個人の人生のお題目を
達成出来ないどころか、
暖かさや痛みから勉強する人の想い
生きるもの全ての想いを理解できないし
成長そのものが滞ってしまう。
それはとても情けない事だし、
知っていても知らなくても、
自に堕ちるという罪なのだから
あまりにも下らな過ぎるよね?
という事で、愚かという意味になるんです。
なので、先述した、
「幸せを掴みたければ、目的を持ちなさい。
そして、もし欲を目的とするならば
その欲は捨てなさい。」
という言葉になる訳です。
ーイギョウ ノ コトバー
なのに、途中の大切な部分が端折られて
最初と最後だけが独り歩きしてしまい、
全く別の意味となってしまっている。
ですから、
「幸せになりたければ欲を捨てなさい」
なんて言葉が嫌いなのね。
あにきにはこの言葉が
俗欲から生まれた異形の言葉としか
聞こえないんですよ...
欲は捨てられないのだから、
目的をしっかりと設定して
コントロールしよう。
上手く使って欲に溺れない様にしよう。
これがこの言葉の
本来あるべき姿なんですね。
自分でよく考えてみましょうね。
さて、あなたは欲に溺れていませんか?






