今回は考え方について
お話をしたいと思います。
前々回に表裏一体について
お話をしましたが、
今回はその流れを汲んでいます。
恐怖心というものがあります。
その名の通り恐れる心ですね。
これは果たして善いのか悪いのか
ぶっちゃけ感情なので
善いも悪いも無いのですが、
それは何でもない時の話です。
もし、これが行き過ぎた場合、
過剰な恐怖心を自身で執行した場合
その感情は念へと移り変わるので
悪いものとなります。
この時に、触媒として働くのが
「俗欲」です。
トイレットペーパーの買い占め。
無くなったら困るという恐怖心が
基になっていますが、
何も買い占めなくても良いですよね。
本当に無いなら、普通に買えばいい。
けれど、買い占めに走る。
中途半端な他からの情報に踊らされて
自身で思考もせずに行動した結果、
「他力本願」
「思考停止」
という俗欲を触媒として恐怖心は
餓鬼の如く「貪りの念」
となるのです。
この時に、
「恐怖の源」をしっかりと視たり
視据えたりする努力を行い、
他力本願にも思考停止にも
陥る事が無ければ、
少なくとも周りを視る事が
出来る様になるので
恐怖心というのは
「警戒心」や「心配」
といった相手を護ったり
憂いたりする様なハッキリとした
「想い」
へと変化します。
これを「効果転換」と言います。
同様に、「心配」という想いを
受けたのに
「余計なお世話」だとか、
「でも、頑張る」だとか、
「だって、出来ない」だとか
と、受け取る側自身の中で、
否定をして想いから念へと
変えてしまう事も
効果転換となります。
この様に、
受け取り側次第で
想いも念もその効果を真逆のベクトルに
効果を変化させてしまうのですね。
マイナス同士だとプラスになる様に、
プラスにマイナスを乗じれば
マイナスとなる様に
感情や意識も想いも念も
その表裏に相互作用して
変わってしまったり変えてしまったりする。
こういう自身の内側を
覆い隠さずに視れる様にする事が
とても大切なのですよ。
ですからね、
「綺麗事に溺れたり」
「駄目な自分を見つめなかったり」
「駄目な自分を理解しようとしない」
のは、自身の成長という点に於いても
リテラシーをUPさせる点に於いても
お話にならない愚行なのですね。
ってのは、
こういう側面も
同じなんやで。


